Centro de pensamiento e investigación en ciencias sociales

IEPについて

IEPについて

ペルー問題研究所(IEP)は、ペルーおよびラテンアメリカについての研究・教育、ならびに社会調査結果の普及に携わる民間組織です。IEPは、その創設以来、国内外のすぐれた研究成果との対話を重ねることで、国民生活の発展にとって重要なテーマに関する分析・議論に貢献することを使命としています。

著名な知識人グループ──ホセ・マトス・マル、ホセ・マリーア・アルゲーダス、ルイス・E・バルカルセル、マリーア・ロストウォロフスキ、ジョン・ムラ、アニーバル・キハーノ等──によって創設されたIEPは、1970年に第39回国際アメリカニスト会議を組織することで、アカデミズム界におけるその地位を確立しました。以後、70年代末から80年代半ばにかけて、フリオ・コトレル著『階級・国家・国民』、ロストウォロフスキ著『タワンティンスーユの歴史』、マトス・マル著『民衆氾濫と国家危機』を刊行することにより、ペルーの歴史について考察を深める素材を提供し、世論を形成することに寄与してきました。

組織として半世紀近い歳月を重ね、IEPは今日、その研究および出版のクオリティにより、また、ペルーの発展・民主主義・多様性をめぐる議論に対する人類学・社会学・歴史学・政治学・経済学・言語学・考古学・民族誌等あらゆる分野における研究所所員の不断の貢献により、アカデミズム界において欠くべからざる存在になっています。研究所の出版局は、ラテンアメリカの社会科学分野でその重要性を認められ、26のテーマ別シリーズにおいてすでに600タイトル以上の刊行を重ねています。同じく研究所図書館は、同分野におけるもっとも整備された最良の図書館のひとつに数えられています。

以下は、出版局のテーマ別シリーズ一覧です:

1- 水利と社会
2- アメリカ大陸の諸問題
3- 経済分析
4- ミニ・コレクション
5- ポピュラー・コレクション
6- 教育と社会
7- 農村社会研究
8- チャンカイ谷民族学研究
9- 歴史研究
10- 格差問題研究
11- ペルー史研究資料
12- アンデス史
13- イデオロギーと政治
14- 子ども社会
15- 同時代を読む
16- 言語と社会
17- 鉱業と社会
18- 諸テーマ
19- ペルー問題研究
20- 健康と社会
21- ペルーにおける都市化・人口移動・社会変容
22- 観光
23- 学童向けテキスト
24- 経済史
25- 芸術と社会
26- 『アルグメントス(Argumentos)』(IEP発行の社会情勢分析雑誌)

IEPには社会諸科学のさまざまな分野、異なる年齢・職業経験の研究者が結集し、社会現実をよりよく把握すべく、専門性と実践的視座を架橋するための研究を展開しています。IEPの主任研究員のなかには、政府要職または顧問の経験を有する者もおり(女性省、内務省、開発・社会包摂省など)、また、「真相と和解委員会」の最終報告書の作成においても多大なる貢献を果たしました。

IEPは、教育と社会貢献の分野においても、国内外から参加可能な討論会・イベント・セミナーを通じて、公的部門、アカデミズム界、社会活動家、世論間の知見交換のための機会を設けるなど、多様な意見や世代間交流に対して開かれた場を提供しています。また、若手研究者の研究の動機づけ、および専門性強化支援のため、公開講座や教育セミナーを通じて、社会科学教育向上のために積極的な役割も演じてきました。

IEPでは、民主主義ガバナンス、格差と貧困、文化的多様性の三分野を研究の柱に据え、「ラテンアメリカ社会科学院」(CLACSO – Consejo Latinoamericano de Ciencias Sociales)、「経済社会研究院」(CIES – Consorcio de Investigación Económica y Social)、「社会科学開発ネットワーク」(Red para el Desarrollo de las Ciencias Sociales)、「市民型問題提起グループ」(Grupo Propuesta Ciudadana)、「農業研究常設セミナー」(SEPIA – el Seminario Permanente de Investigación Agraria)等の諸研究機関とも連携して研究促進・普及を目指しています。

IEPはこれまで、所内のプログラム枠・プロジェクト別に研究体制を組織してきましたが、これに新たな学際的視座や着想を加味することで、従来の研究テーマの活性化を図っています。そうした事例が、民衆文化、移民、地域経済、政治暴力、教育、地方分権化、国家と民主主義制度などの諸研究です。

IEPでは昨今、国内格差問題の再考の必要性を認識し、「発展強化と格差問題深化のはざまで」プログラム(2009−2012年)で議論を進めています。この間、ワークショップを開催し、同問題に関する一連の書籍を刊行するなど、地域間格差および社会移動についての研究を深めつつ、IEP所員間で学祭プロジェクトを立ち上げるなどして、今日に至っています。